採用情報
ものづくりを一緒に
楽しんでくれる人へ
本来ものづくりとは、面白く楽しい仕事です。何かを形にした時の達成感やお客様からのねぎらいの言葉、認められた時の充足感などに、他では得られない魅力があります。しかし今の製造現場は3Kのイメージもあり、若い人たちに敬遠されがちで、業界の高齢化は深刻な課題です。資材や光熱費の高騰もあり、製造業を取り巻く現状はますます厳しくなりつつあります。
それでもコロナ禍でも明らかになったように、自分たちが使うものを自分たちでつくり出すことができなければ、社会は衰退してしまいます。ものづくりは未来につなぐ使命を持った灯火なのです。
もちろん技術は進化します。システム制御などの活用で、これまで熟練の職人に委ねるしかなかった工程を、より早く、正確に、省コストで実現することも可能になりました。当社のように歴史の長い企業は今がまさに過渡期。経験豊富な職人からノウハウを学ぶチャンスが多くは残されてはいません。若い技術者たちが今の技術を使って技巧を継承していく難しさと面白さが混在しています。そして、この先さらに有用な機械やシステムの導入が進めば、もっと安全に快適に、短時間でより高い利益を生む環境に変えていくことができると考えています。
ものづくりの進化に終わりはないと思ったら、わくわくしませんか。そんなものづくりの未来を楽しみながら切り拓き、共に成長をめざしましょう。
先輩の声
鯉城サッシュ工業に入社した
きっかけは?
以前はアパレル関係の仕事をしていましたが、子どもが保育園に行くようになり、日曜祝日に休める仕事を探していました。鯉城サッシュ工業で事務職の求人を見つけ、車で通えることもいいなと感じて見学へ。子どもの送り迎えの時間や、急病時や園の行事に合わせた休みなどにも配慮してくださると聞いて、入社を決めました。
今は運搬用のトラックの配車手続きや、金物などの備品管理を担当しながら、工程管理の仕事を勉強中。そのためには図面が読めるようになる必要があるため、お願いしてネットの研修を受けさせてもらったり、図面と実物を見比べたり、現場の方々に聞きに行ったりしています。皆さん仕事中でも嫌な顔ひとつせず、丁寧に向き合ってくださるので、早く仕事を覚えて役に立ちたいと思います。
仕事を通してどのような
成長ができたと感じますか?
全く知らない業界で、経験がない仕事でしたが、やりがいを感じています。年上の職人さんが多く、気難しいかもと思っていたけれど、優しい方ばかりで何でも聞きやすい雰囲気でした。
だんだん仕事を覚えて、トラックの配車が立て込みそうな時期を見越して早めに手配したり、先回りして動けるようになってきたことが成長だと思います。
在庫もラベルをつけて一目でわかるように整頓。以前は、オーダーに合わせて職人さんたちがそれぞれ必要な金物を探して持って行って取り付けていたそうですが、今は私がオーダーを見て揃えてセットしておきます。仕事の流れが効率的になり、職人さんたちからも「助かるよ」と声をかけていただきます。もともと自分で考えて人のサポートをする仕事が好きなので、向いていたかもしれません。
鯉城サッシュ工業は
どのような会社ですか?
経験豊富なベテランの社員さんが多く、何かあってもバックアップがしっかりしていて安心して働ける会社。働き者の方が多く、特に上の人が率先してよく動きます。それでいて、下の人の意見を汲み取ろうとする姿勢があって、「次の世代のやり方に合わせて変えていかないとね」「やってみて、駄目だったら違う方向でやってみたらいいよ」と言ってくれます。
私は佐竹田社長になってからの入社ですが、社長の改革の成果が皆さんの前向きさに現れているのかなと感じます。
女性社員はまだ少なくて、私が二人目の入社ですが、力仕事ができないこと以外はあまり引け目を感じることもありません。きれいなオフィスで働くこととは別の居心地の良さがあり、今まで知らなかった世界を知ることができるのも楽しいです。
鯉城サッシュ工業に入社した
きっかけは?
前職は全く違う業界で働いていました。将来を不安に思い転職活動をしていた所、ハローワークで鯉城サッシュ工業の事を知り、歴史のある企業で長く勤められている方が多く、安定して長期間働ける可能性を感じて入社しました。
入社後は営業として新規受注のために外回りをしていましたが、佐竹田社長に代わってからはクライアントを絞り込むこととなり、場内での工程管理を任されるようになりました。
以前は作業ペースが現場任せとなっていた為、今日出来なかったら明日に持ち越したり、前工程が遅れている事に後工程は無関心だったり、最終的には納期は営業がなんとかしてくれるだろうという、良くも悪くも町工場のような雰囲気がありました。しかし、社長交代のタイミングでそのやり方を見直す取り組みが始まり、最初は戸惑いもありましたが、良い方向に進んでいると感じています。工程管理はこれまで経験の無かった仕事でしたので、日々勉強させてもらっています。
どのような思いで
改革に取り組んできましたか?
社長が変わる前、本当に「このままでは会社の未来がない」という危機感を感じていました。佐竹田社長のビジョンに賭けて、皆が成長し安定して働ける会社にするため、必死に取り組んでいます。現在は現場とお客様の間に立つ緩衝役として動き回っています。工程管理をしてみて、まだまだ現場や技術について十分に理解できていない事を実感しています。
オーダーを見て「これくらいの日数でできる」と判断しても、細かく見ていけば時間を要する作業があったりして、現場に迷惑をかけることもしばしばあります。また、工程の中で弱いところも見えてきて、みんなで一歩ずつ改善してより良い会社になれるように頑張っています。
今後の目標を聞かせてください。
目標としては、品質改善や希望納期に対応できるように生産性を向上させることです。1日での生産数量を増やす一方で、みんなが少しでも楽に働き、早く帰れるような環境を整えることも目指しています。そして、会社の目標金額もクリアすること。これまでの取り組みで、みんなで意見を交わしながら同じ方向を向くことで、少しずつですが良い方向に向かうことができました。 納期に関しては工程管理ソフトを導入し、全体の流れを可視化したことで、前後の工程も意識して部署を超えてフォローし合えるようになりました。
品質に関しては品質会議を行い、発生原因を明らかにし、改善できることをみんなで考え実行し、クライアントからも品質改善に高い評価をいただいています。 今後の課題としては、経験豊富な職人の技術を若い世代に継承することが挙げられます。まずは基本的な作業マニュアルの作成を進めています。 課題はまだまだありますが、会社のみんなと知恵を出し合い、協力しながらより良い会社にしていきたいです。
鯉城サッシュ工業に入社した
きっかけは?
ものづくりに関わる仕事がしてみたいと考えていた時に、知人の紹介で鯉城サッシュ工業のことを知りました。全く別の業種からの転職で知識も技術もありませんでしたが、指導していただけるとのことで入社しました。
現在の担当は溶接組立。鉄板を溶接してつなぎ、必要な金物などを取り付けて完成品のドアに仕上げます。
先輩の職人さんたちに教えていただきながら仕事を覚えていきましたが、難しかったのは人によってやり方が違うこと。それぞれのやり方を学んだ上で、自分なりのやり方を確立してからは、仕事の質、スピード共に向上したように思います。今は後輩指導にも当たりますが「僕はこうするけど、方法は一つじゃないから、自分がやりやすい方法を見つけていくといいよ」と話しています。
仕事で難しいこと、
またやりがいを感じることは?
難しいことは、大きくて重たい鉄板を正確に組み立てることです。防火扉、非常用扉なども取り扱いますので、強度や整合性など製品の質は会社の信用はもちろんですが社会的な責任も伴います。最初の頃は特に接合が甘くて、やり直すこともしばしば。外れないようにくっつけたものをまた剥がす訳ですから、組立にかかる時間よりも何倍も長い時間を剥離に要することもありました。
また熱した金属は冷えると縮む性質があるため、最初のうちはどうしても寸法のずれが生じて悩みましたが、経験を重ねるうちにそれも計算に入れて仕上げられるようになりました。
やりがいを感じることは、やはりものづくりの達成感です。高さ4mもあるドアを一日半かけて完成した時は、本当にやりきった満足感がありました。
今後の目標を聞かせてください。
もっと知識も技術も高めて、難しい加工も含めて一人で全部を任されるようになることです。今の仕事に携わるようになって5年経ちましたが、製品がオーダーメイドでそれぞれ仕様が異なるため、複雑なものはまだまだ先輩方の技術に学ぶところが多々あります。それらを積極的に吸収して成長していきたいです。
溶接は熱を使いますし、鉄板も重たいので大変な面もありますが、近年は職場環境の見直しが進み、新しい機械を入れたり移動用の台車をうまく使ったりして、働きやすくなってきました。何より仕事に対する志気が高まり、みんなで助け合う体制が生まれています。ものづくりに興味があれば、私のように未経験からでも挑戦できるので、この楽しさを共有してほしいと思います。